姫路市 工場様 ピポットヒンジ 吊替工事
姫路市 ピポットヒンジ破損による開閉不能な為丁番へ吊替工事です
現況 ドアを開くと扉が外れます
ピポットヒンジは昔よく採用されておりましたがメンテナンスが困難なため現在ではあまり採用されておりません。
比較的工場や倉庫などでよく使われております。
傷んだまま使い続けますとだんだんと扉が下に下がってきて上側が摩耗し最悪軸部品が脱落します。
軸部摩耗状況
この現場では2箇所工事させていただきましたが2箇所とも軸が簡単に外れるまでにネジ部が摩耗しておりました。
工場側の方がボルトなどで修理される場合が多いですがだんだんと下側も摩耗してドアの開閉が困難になります。
下側の状態です
すでに若干垂れさがっておりこのままだとドア下部が擦りっぱなしになります。
枠側の部品も中で溶接されており取り外すことができません。
加工した丁番の取付
予め加工しておいた溶接丁番を取付ていきます。
この現場では枠の見付巾が45ほどありましたのでなかなか丈夫に取付できたと思います。
取付後開閉し調整します
枠側にモルタルが充填されている場合も多く孔加工が大変な現場もありますがこの現場は乾式工法で充填されておりませんでした。
扉1枚に対して鉄の溶接丁番153mmを3枚取付します。
もう1箇所も丁番取付完了
M5のタップ孔加工を1箇所30箇所施工していきます。
少しでもずれると取付できないため精度が必要ですので慎重に加工してきます。
補強固定のためスポット溶接
M5ネジで数で強度を保っているのですが位置決めの固定も兼ねてスポットで溶接しておきます。
こうしておきますと交換の際も少し削れば外れますし丁番の取付強度も担保できると思います。
塗装し完了です
溶接等で研磨した部分もふくめて塗装させていただき完了いたしました。